心地よい空間を家族で作る5つのステップ


1人の場合は自分の意志だけで心地よい空間を作ることができますが、家族がいる場合は価値観の違いからなかなかうまくいかないことがあります。

今回は居心地の良い空間を家族で作るための5つのステップを解説します。

 

この記事の要約

僕も妻と息子が一人いますが、価値観が同じ部分と異なる部分があります。僕の理想と妻の理想が同じであれば問題はありませんが、異なる場合はどうするか、私たち家族は5つのステップを用いています。

1. 心地よい家のイメージを共有する

2. 心地良い家に近づけるためにできる一歩を考える

3. モノの気持ちになる

4. モノを輝かせる

5. 続けるのが楽しくなる仕組みを作る

5つのステップを詳しく解説する前に、私たちが目指しているものを共有します。

【前提】シンプルライフの目的は心地よい環境づくり

私たちは最小なもので生活するミニマムライフを目指していません。心地よい環境を目指しています。

モノを減らすことを目標としてしまうと、自分の大切にしていたものまで失ってしまいがちです。

殺風景で寂しい家になってしまったり、モノを減らそうと自分のものでないものまで捨ててしまい、人間関係が崩れてしまっては本末転倒です。

僕たち家族の場合は、大事にしたいものだけを残すという考えに基づいて、生活をしています

タライ・ラーマの家の中を公開

ここで、タライ・ラーマの家の中を公開します。
ミニマムではないことを感じていただければうれしいです。

リビングです。テレビも普通にあります。インテリアも普通にあります。

 

僕のデスクの上です。ガラスの容器は100均で購入したもので、お金をかけずに作れます。
観葉植物や花はリラックスさせますので、僕には欠かせないものです。

こちらは寝室の前の廊下です。
寝る前に良い夢が見られるように、寝室の前にドリームキャッチャーを飾っています。
フィリピンのシャーマンが作ってくれました。

ミニマムライフを目指しているわけではないことがイメージできたのではないかと思います。
自分の思い出になるものや、大切にしたいものは置いていますし、その方が私たちに潤いを与えてくれています。

部屋に良い悪いはない

「部屋に良い悪いはない」
空間真理カウンセラーの伊藤勇司さんの言葉ですが、その言葉には感心しました。

 部屋が片付いていないのが悪いわけでもありません。

✔  部屋が片付いていないのは人それぞれの背景があり、その背景を読み解かなければ、良い悪いの判断ができないのです。

✔  仕事で頭がいっぱいなのかもしれない。

✔  子育てで忙しいのかもしれない。

✔  人への気遣いを人一倍しており、片付けのエネルギーや時間が残っていないのかもしれない。

このような人たちは責められるべきではなく、優しいからこそ、自分が後まわしになっているのかもしれないというのです。

僕も本当にそうだなと思っています。

やさしさ故に自分を後回しにしている人に、部屋が汚い、もう少し整理しろ!とやってしまうと、人間関係に亀裂が生じてしまいかねません。
それよりもその人の負担を減らしてあげる方向に動いたほうが建設的です。

心地よい空間を家族で作る5つのステップ

ここから、心地よい空間を家族で作るための5つのステップを解説します。

1. 心地よい家のイメージを共有する

部屋を片付けろ!いらないものを捨てろ!と言う前に、パートナーや家族と心地よい家のイメージを共有することから始めましょう。

1. 家の中で何が好きか

2. 大切にしたいものは何か

3. 家でどんな気分になりたいか

4. その気分になるためにどんな家だとなれそうか

部屋のデザインをイメージするために、他の方が配信しているTwitterとかブログなどを見てみるとイメージしやすくなります。
私たちの場合は、自然が好きなので森と海をイメージした空間づくり、シンプルながらも居心地の良さを大事にするために、大切に扱えるものを残すことをテーマにしています。
心地よい家をイメージを家族で共有するためには、お互いに聴く力、アイデア出しをするためのブレインストーミングが役に立ちます。
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2. 心地良い家に近づけるためにできる一歩を考える

理想的な家に近づけるための具体的な一歩を考えます。手順は次の通り行っています。

1. 心地良さを妨げている一番の原因は何か⇒取り除く

2. 心地良さを妨げている二番目の原因は何か⇒取り除く

3. 以下同様

具体的であればあるほどいいです。

片付けをしなさい、要らないものを捨てなさい、は人によってイメージが異なりますので、あまり良い指示とは言えません。

何をするか、床の面積を広げる、冷蔵庫の賞味期限切れのものを全て採り除くとか、誰がやっても同じ結果になるように具体的にしていましょう。

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一辺に行おうとすると気が重くなってしまいますので、最初の一歩を考えていくのがコツです。弾みがついて、どんどんやりたくなってきます。

3. モノの気持ちになる

3番目のステップは、モノの気持ちになるです。自分が本だったらどう扱ってほしいと思うと、モノの扱いが変わってきます。

大切にできるもの、大事にできるものは家に残し、大事にできないと思ったものは大事にしてくれる人のところに渡った方がモノはうれしいでしょう。

どうしても捨てなくてはならないものは、感謝して捨てましょう。

 

タライ・ラーマくん
妻は着なくなった服に防虫剤を入れて、捨ててたな。
パンダくん
火葬場で生前の好きなものを棺に入れるのと同じ感覚だね。

大事にできるものを家に残そうとすると、自然と物持ちが良くなりますし、ますます愛情が出てきます。こうして自分にとって居心地の良いものが周りを囲んでいくようになるのです。

大切にできるものだけを残すことを心がけると、大切にできないモノは買わなくなります。余計な出費が減り、部屋の中も自然とシンプルになっていきます。

4. モノを輝かせる

ステップ4で大切なもの、大事にしたいものを残していき、居心地の良い空間が少しずつ作られてきました。
その後行うことは、モノを輝かせることです。

拭く、埃を取る、磨くの3点セットでモノを輝かせて行きます。

モノを輝かせるには、重曹とクエン酸のスプレー水を作っておくと便利です。ドアノブやお風呂、鍋などが輝きだします。

5. 続けるのが楽しくなる仕組みを作る

4ステップまでくると、心地よい空間がグンッと近付いてきます。後は進めるだけです。続けることが楽しくなる仕組みを作りましょう。

例えば、次のようなことをやってみるのも良いでしょう。

✔ 今日できたことを5つ。できたこと日記をつけてみる

✔ 写真にビフォーアフターを記録しておく。(SNSで共有するのも良いですね)

✔ 少しずつでも改善した結果を喜ぶ習慣を作る

ほんの小さな変化を喜び、小さな成功体験を積み上げていくと良いですね。その積み重ねが楽しく続けられるコツだと考えています。

まとめ

今回は家族で心地よい空間を作る方法を解説しました。

この方法は片付け以外にも応用できます。人間関係、お金、仕事、ダイエットにも幅を広げて活用していただけるとうれしいです。

食事をする場合も、身体に負担となるものを入れたくない、身体を大事にしたいと考えることで、質のよいものを適量食べるようになりました。

色いろな変化が出てきて楽しめます。皆さんもぜひ活用してくださいね。

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