海外のカリスマ・ミニマリストが教える少ないモノで生きる16のルール

 


TEDやNetflixにも登場しているアメリカのカリスマ・ミニマリスト、ジョシュア・フィールズ・ミルバーンによる「少ないモノで生きる16のルール」をダウンロードできます。

このルールブックは彼のホームページより無料でダウンロードできます。
ダウンロード先:Minimalist Rulebook

ジョシュア・フィールズ・ミルバーンは、ミニマリストの定義を次のように定めています。

ミニマリストとは、本当に大切なものを大切にする目的で 不要なものをそぎ落とす道を選んだ人である
ミニマリストというと、モノを最小限にするイメージがありますが、モノを少なくすることを目的にするのではないということですね。

モノを少なくするための16のルールブックによると、ルールを16にしている理由は継続的に日常に取り入れるためには多すぎてはならず、

継続するにはたくさんのルールを設けない方が良いという考えからだそうです。

なるほどですね。

ジョシュア・フィールズ・ミルバーンが提案するモノを少なくして生きる16のルールを見ていきます。ちなみに、僕はこのルールに沿っている部分といない部分があります。

あなたの中で取り入れたいものをカスタマイズして生活に活かしていただければ幸いです。

モノを少なくして生きる16のルール

チェックシートとして使ってみるのも面白いと思います。

1. 仲間を見つけてミニマリストゲームに参加する

仲間と誘って、ミニマリストゲームをしてみる。

やり方は簡単!
TwitterやfacebookなどのSNSで手放したものを1日1回投稿するだけです。注意点はモノを収納するのではなく、モノを家の外に出すことです。

仲間と一緒にミニマリストゲームに参加することで、お互いに刺激になりますし楽しく継続できます。

Twitterでは、#MinsGameと入れることで、ミニマリストゲームをしている参加者を見つけることができます。

2. 写真や文書はスキャンで保存する

写真や文書が嵩張る方は、紙面データをスキャンしてクラウド上で保管し、紙などの物質的なものは手放すとすっきりします。

本も電子書籍を使えば、本棚は不要となり、モノを置くためのスペースも節約できます。

3. 必要なもの、あると良いもの、不要なものに分ける。不要なものは捨てる

今あなたが持っているものを次の3つに区分けします。

1)必要不可欠なもの

2)必要不可欠ではないが、あると生活の質が上がるもの

3)不要なもの

「不要なもの」は、迷うことなく捨てるべきものです。

「2)必要不可欠ではないが、あると生活の質が上がるもの」は、自分自身の中で本当に生活の質を上げているのか吟味する必要があります。

必要だと思っているものでも、よくよく考えると不要なものである場合も多いです。

時間をおいて構わないので、不要なものではないかを考える機会を設けましょう。

4. 今まで使っていたもの、将来使いそうなものをチェックする(90/90ルール)

これは四半期ごとに見直すことを提案しているもので、季節ごとに最近90日間で使ったモノと今後の90日間で使う予定のあるモノを整理します。

最近90日間で使わなかったものと使う予定のないものは、手放す有力候補です。

5. 新しいものを1つ加えたら、10個のものを家から出す

これは、1つ新しいモノを家にいれたら10のモノを手放すというルールです。

1つ新しいものを入れたら1つ手放すというのは聴きますが、ジョシュア・フィールズ・ミルバーンは1つ新しいものを入れたら、10のものを手放せと提案しています。

これを実行することで、厳選してものを買うことにつながりますし、筋トレと同じで日々のトレーニングによって強化されるようです。

6. 万が一(念のため)に備え過ぎない

万が一に備えて(Just in case)はミニマリストにとって危険な3ワードであると彼は言います。特に旅に出るときは、万が一に備えたものを持つことで荷物が膨大になるので注意が必要です。

チャンネル登録者数760万人を超えるYoutuber、NasDailyも成功するための習慣として、似たような提案をしています。

My habits of success(私の成功の習慣)

万が一に備えたものはほとんど役に立たずに終わることが多く、必要が生じたときに買えばよいということですね。

7. 緊急時に備えるものは両手で数えるほどにする

こちらは6のルールと重複しますが、 緊急事態を考えると幾らでも思いついてしまうものです。キリがないのでなければどうしても困るもの、嵩張らないものに限りましょう。

少なくとも10本の指に入るくらいがちょうど良いかもしれません。
持ち物を少なくして心の平穏を保つ方が大切です。

8. 将来に必要となるかもしれないモノを貯めない

将来必要になるかもしれないものも、思い切って手放します。必要になったときに買い直した方が安くなります。

モノを保管しておくスペースにも家賃がかかっていることに留意しましょう。

9. 時間をおいてから買う(30/30ルール)

ネットショッピングが主流になって、気軽に買い物ができる反面、衝動買いしやすくなっています。

買い物で後悔したくない場合は、30ドル以上のモノを買うときはすぐに買わずに30時間待ってから買うようにすることをお勧めします。間を置くと、その時買おうとしてたものは実は不要だったと気づくことがよくあります。

さらに高価な100ドル以上の買い物をする場合は、1か月(30日間)待ってから、購入の是非を判断したほうがよいでしょう。

しばらく待って、それでも買いたいものは、あなたにとって本当に欲しいものなのでしょう。買って後悔する確率はだいぶ減っているのではないかと思います。

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10. アップグレードしない

このルールは特に電化製品やソフト、アプリについてのものです。

私たちは最新版のモノが発売されると買い替えたい衝動にかられます。しかし一度立ち止まって考えて。

あなたの生活に影響があるアップグレードですか?わざわざお金を払って買い替える意味ある?

余計な出費を抑えたければ、広告に踊らされてはいけません。

モノが壊れたり、消耗した場合は、3つのケースを使えないかを考えます。

1. なしで済ませられないか。

2. 修理できないか

3. 交換品はないか(中古品、ダウングレード等)

僕の場合は、価格コムで人気のある製品を見た後、その製品の型落ち品を買うことが多いです。1割から2割は安いですね。性能はほとんど変わりません。

中古品は保証が付かないので僕の場合はリスクを感じてあまり買わないですね。何度か失敗しているので(笑)。

11. 高価なものを所有するときは、人生で価値があったものを思い出してみる

高価な買い物があなたのライフスタイルをどれだけ向上させているかをチェックするためのルールです。

宝石、車、家、家具などですね。

1. あなたが所有する高価なものをリストにしてみる

2. ここ10年の中で、あなたの人生で最も価値あるものを10個挙げる

3. 1と2を比べてみる

いかがだったでしょうか?1と2に乖離がある場合は、高価なものを持つ代わりに、価値あるものにお金と時間を振り分けたほうが良い可能性がありますね。

人生で最も価値あるものを考えると、高価なモノよりも楽しい時間や経験が上げられることが多いことが統計的に知られています。

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12. モノを手放す期限を定める

高価なものを手放そうとすると、お金を払ったのにもったいないという気持ちが誰でも生じますよね。捨てるのはもったいないので、売ることで使いたい人に有効利用してもらうのは良いことです。

ただ、売ろうとしても希望通りの価格で買われるとは限りません。

せっかくだから売れるまで待とう、、と私たちは考えてしまいがちです。しかし、不要なものを購入したのはサンクコストだと思って、1か月等の期限を決めて手放すルールを彼は勧めています。

タライ・ラーマくん
サンクコストとは、過去に払ってしまい、もはや取り戻すことができない費用のことだよ

サンクコスト(sank-cost)は、すでに払ってしまい取り戻すことができない費用です。すでに払ってしまっているんだからと、いつまでも持っていると、見えないコストがどんどん膨らんでいきます。

1か月の期限の中で、価格を下げて売るなり、寄付するなり、人にあげたり、いろいろな手段を使ってそれでも残ってしまった場合は、サンクコストだと思って捨ててしまう。これ以上の損失を出したくなければ、潔さが必要です。

13. 自発的に処分する

モノを貯めてストレスを感じている場合は、未読の溜まった書類、使わないまま残っているものを処分してしまうのも一考です。もし必要だったら、、とは思わないことです。

モノが多すぎると、結局使いたいときでもどこにあるか分からず使えないものです。

どうしても文書が必要になるかも、、と不安になる場合はスキャンしておく。90/90ルールでもありましたが、今まで使っていないものは新品であっれも、あるだけでスペースにお金を払う分、損失を与えています。

思い切って手放してしまった方が、精神的にも穏やかになれます。

14. 歩く準備をする

これは意訳です。原文では”Willing to walk rule”と書かれています。

いつでも去れるように準備をしておく、という意味です。

逆説的ですが、いつでも去れるようにすることで、今ある持ち物により愛着をもたらすことができると、ジョシュア・フィールズ・ミルバーンは言います。

失う準備をすることで、今あるものを大切にできるというのです。

仕事、家族、結婚などでも同じです。失う可能性があるものを今持っていると思えば、この瞬間を大事にできますし、私たちが今持っているものを大切にできます。

物質的なものを失っても大丈夫なように、文書や写真はスキャンしてクラウド上で保存しておくことを彼は勧めています。

クラウド上に保存しておけば、物質的なものが失われたとしても、データは残り続けます。

イギリスの著名な作家、C.S.ルイスは言いました。

失うかもしれないものに幸せを依存させるな by C.S ルイス

いつでも移動できるようにしておくと、人生がもっと身軽になっていきます。

15. プレゼントを与えるときのアドバイス

プレゼントは感謝や喜びを表すものであるべきで、義務や取引の材料にすべきものではありません。

贈り物に愛が乗っていれば、プレゼントが高価なものでなくても、記念となる思い出や時間も喜ばれるものとなりえます。

私たちが贈り物をするときに、高価なものよりも価値ある贈り物はないだろうかと考えてみましょう。

一緒にドライブする、楽しい食事をする、演劇を見るなども、時間と思い出を共有する意味でとても貴重なプレゼントとなりえます。

16 プレゼントを受け取るときのアドバイス

今度は私たちがプレゼントを受け取るときのアドバイスです。日頃から、自分にとって何が大切か、何がうれしいかを伝えることが大切です。

宝石よりも楽しい思い出、一緒にいられる時間などがミニマリストであるあなたにとって貴重な場合は、それを相手に正直に伝えておくのが良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。すでに取り入れていたものもあれば、新鮮なものもあったのではないかと思います。

より少ないモノで生きるための16のルールは、ジョシュア・フィールズ・ミルバーンによるものであり、私たちが全てを取り入れなければならないものではありません。

むしろ、彼も強調していますが、自分なりのミニマリストとなるためのルールを定めておくと良いようです。より少ないモノで生きるための16のルールや、今までのブログ記事を参考にしながら、オリジナルなスタイルを楽しんでいただければ、うれしく思います。

 

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