先日Twitter社を買収したイーロン・マスク。
PayPalの前身となるX.comの共同創始者であり、ロケット開発事業スペースX社の創設、電気自動車テスラのCEO、テスラの子会社となる太陽光発電事業ソーラーシティの立ち上げ、その他複数のテクノロジー会社を率いる世界1位の資産家です。
純資産額は2190億ドル。25兆円を超えています。
そんな世界一金持ちの彼が住む家が、5万ドルに満たない極小プレハブ住宅だというのです。
.@elonmusk may be one of the richest people in the world but he lives in a $50k dollar house that he rents from @SpaceX like this one. pic.twitter.com/dRMbga07QZ
— Tesla Owners Silicon Valley (@teslaownersSV) July 1, 2021
これは、シリコンバレーのTeslaの所有者による共有アカウントですが、「確かに僕は5万ドルの家に住んでるよ。(動画のものと)完全に同じではないけどね」とマスクがツィートして認めたものです。
マスクは、2020年5月に自宅を含めた「所有物のほぼすべて」を売却すると宣言し、実際、カリフォルニア州ベルエアにある豪邸6軒を含め、少なくとも7軒の所有していた家を売却しました。
イーロン・マスクがかつて住んでいた家 Source: Insider
そして今住んでいる家は、5万ドルのプレハブ住宅。所有者は彼の会社スペースXで、マスクはスペースXから賃貸しているそうです。
実際の彼の家の中など誰も取材できるはずもありませんが、こんな家のようです。
イーロン・マスクが住んでいる家と似たモデル Source: BOXABL
BoxablがスペースXにCasitaを運ぶ様子を示しているようです。Source:YouTube
SpaceXの製造現場は、テキサス州のボカ・チカ村にあり、家は40軒ほどしかない場所です。
しかしマスクが移住を宣言し、スペースXが今後数年で数千人の求人を出すと言って以来、価値が急上昇したそうです。
イーロン・マスクが住む4万9000ドルのTiny House
Source: BOXABL
2017年に設立されたBOXABLというアメリカ企業が提供しており、Casitaというモデルが10坪490ドル(運搬費別)から販売されています。
BOXABLの極小プレハブ住宅は、出荷時は折り畳まれており、台車に引かれて運ばれます。
Source: BOXABL
現地で住宅を2~3時間で組み立て、電気・ガス・水道がつながれば、生活を始められるようです。
地震、ハリケーン、水害、猛暑、寒波など世界中の様々な災害に対応できる造りになっています。
内部はこのようになっているようです。
Source: BOXABL
Source: BOXABL
冷蔵庫、シンク、オーブン、食洗器、電子レンジ、キャビネットがあり、ダイニングテーブルはキッチンカウンターとつながっています。
Source: BOXABL
Source: BOXABL
Casitaを組み合わせると、より大きな建物にすることもできます。
しかし、もう少し大きなユニットも発表する予定だそうです。
Source: BOXABL
Source: BOXABL
すでに47,000件の順番待ちリストがあるとのことです。
今は1日2件のペースで住宅キッドが作られていますが、工場を標準化して、2022年末までに90分でCasitaを1ユニットを目指してしています。
将来的には1分で1軒の製作を考えているようです。
今の製作体制だと全て納品するのに30年近くかかるとのことです。さすがにそこまで待てないですね(笑)。
イーロン・マスクがTiny Houseに住む理由
Incによると、イーロン・マスクがTiny Houseに住む理由が2つ書かれていました。
ひとつは、ミニマリスト的な視点からです。
「所有は私たちの人生を圧迫する」とマスクはインタビューで答えています。
そして、もう一つの理由が、彼のビジョンとつながってきます。
イーロン・マスクのビジョンの1つは人類の火星移住計画です。
地球に何かが起きたとき、別の惑星にも住めるようにしておくというものです。
BOXABLのCasitaに住むことで、火星の環境で住むためのテストとして自ら試しているというのです。
確かにスペースXの製造現場は荒涼とした場所で火星の雰囲気があります。ほとんど家もない場所です。Casitaは災害にも強く、火星での暮らしをイメージしているのかもしれません。
そこまで来ると、仕事への情熱にびっくりします。
イーロン・マスクに先駆けた人物が鎌倉時代にいた!- 方丈記の鴨 長明-
イーロン・マスクの話を聞いて、真っ先に思い出したのが鴨長明です。三大随筆のひとつ方丈記の作者ですね。
大火、辻風、(平清盛による思い付きから出た)福原遷都、大飢饉、大地震と災害に次ぐ災害、政治の大変動の中で、住居を構えることの無常を悟り、四方3mの四畳半ほどの広さの組み立て式で、災害時には分解して運ぶことができる家で余生を楽しみました。
今回は、鴨長明により書かれた方丈記について解説します。方丈記は日本3大随筆と言われる名著中の名著です。1212年に著され、800年も昔に書かれた本ですが、今の政治の大変動、天変地異を体験した上でのミニマリストとなった[…]
平安末期、鎌倉初期の時代において、鴨長明の生き方はライフスタイルに革命を起こしました。
900年の時を経て、鴨長明の生き方が見直されています。
まとめ
所有しない。不必要なものを背負わない。人生を軽く生きる。
これは今後のキーワードになってくると思います。
イーロン・マスクが豪邸を手放し、家を所有することなく、Tiny Houseで火星移住計画の実体験をしているのを見ると、家計を苦しくしてまで地位財を購入するのがバカらしくなってきますね。
人生を楽しむために何が大切かを、改めて考える切っ掛けになりました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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