【人生論】苦労の罠にハマっていない? すべき苦労と避けるべき苦労


この記事では、すべき苦労と避けるべき苦労について考えてきます。苦労を2種類に分けるだけで思考がシンプルになります。

苦労は買ってでもしろ!とはよく言われますが、苦労している人が良い人生を送っているかというと必ずしもそう見えなかったり、苦労しているように見えない人が良い人生を送っているように見えたりすることがあります。

実際のところどうなのか、一度整理してみましょう。

タライ・ラーマくん
苦労の種類を分けると、見えてきやすいと思うんだよね

結論から最初に言ってしまうと、
目的を達成するための苦労結果に関係なく苦労することだけが目的の苦労
を区別する。

この1点に尽きると思います。

これを区別するだけで、僕の人生は劇的にシンプルになりました。

苦労肯定派と苦労否定派の意見を整理

苦労肯定派の方と苦労否定派の方の意見を整理すると、こんな感じです。

苦労肯定派の意見

苦労肯定派の方が言われる意見は、例えば次のようなものです。

1. 苦労は人を成長させる

2. 苦労した人間は人の痛みがわかるようになる

3.  苦労して稼いだ金は失いにくい

「苦労は買ってでもしろ」、「子どもにある程度の苦労をさせた方がよい」といわれる方も多いですね。
僕も何度も聞いたことがあります。

実際、伝記を読むと、偉人の方は苦労をした末に偉大なことを成し遂げていることが多いです。
ボクシングやサッカーでは、貧しい家庭からハングリー精神をもって、超一流選手となる人は世界中にたくさんいますね。

Nothing pain. Nothing  gain(苦労なくして得るものなし)“ということわざ通り、何かを得るためには苦労は必要だと思います。

しかし行き過ぎると、苦労していない人を下に見てしまう風潮があったり、子どもが学校に行くのを嫌がっているのに無理やり行かせてトラウマを植え付けてしまったりします。

最悪自殺を選択してしまったり、マイナス面もありますね。

苦労否定派の意見

苦労なんてする必要ないよ、という方もいますね。

1. 苦労している人でも悪い人はいるし、苦労していない人でも良い人はいる。苦労と成長は無関係だ

2. 金持ちの家に育った人はお金を失うかといったら、そんなことはない。大切なのは、教育だろう

3. 子供にはできるだけ苦労はさせたくない

ビル・ゲイツもジェフ・ベソス、柳井正も裕福な家庭で育ち、さらに親以上の財産を築いた人たちです。
お金に苦労していない人が財産をつぶすことはもちろんありますが、全員が全員そういうわけでありません。
さらにお金を増やす人もたくさんいます。
苦労した人が人間的に成長するというのも一概には言えないところが確かにあります。
苦労していなければ人間的な成長もないというのは偏見でしょう。
苦労している人が人間的に成長しているのであれば、戦火をくぐった人間が全て聖人となるはずです。
実際にはそんなことはないですね。
ただ、すべての苦労を否定するの考えものです。
あらゆる苦労を避けると、もっと大きな苦労が否応なく襲ってくるからです。
仕事はしたくないから辞めるというのは良いですが、稼ぎを失いさらに苦労することになります。

2種類の苦労

苦労肯定派と苦労否定派のどちらの意見も半分正しく、半分正しくないと言えるでしょう。
私たちが苦労を考えるとき、苦労には2種類あると考えておくとスッキリします。

1. 目的を達成するための苦労
2. 結果に関係なく苦労することだけが目的の苦労
するべき苦労は「目的を達成するための苦労」であり、避けるべき苦労は「結果に関係なく苦労することだけが目的の苦労」です。

1. 目的を達成するための苦労

目的を達成るための苦労は、「努力」と言い換えてもいいでしょう。

例えば、
フィギュアスケートの羽生結弦選手がクワッドアクセル(4回転半=4A)を飛ぶための努力、これは目的を達成するための苦労です。
藤井聡太棋士が将棋のトレーニングをするのも、目的を達成するための苦労ですね。
私たちが日常でしている目的を達成するための苦労もあります。
1. 資格の勉強
2. 資産形成のための節約
3. スキルアップ
4.  家族の中を良くする
5.  ダイエット
これらはすべて、何かを達成しようとした苦労と言えます。

2. 苦労することだけが目的の苦労

苦労することだけが目的の苦労とは、言い換えると「選択肢のない苦労」です。

うろ覚えですが、心無い質問をした記者を拒否したキングコングの西野亮廣さんに、
某女性医師タレントが、「心無い質問をされたとしても私は答えるようにしている。タレントにはそういう苦労も必要」とか、
言っていた記憶があります。
そのとき、西野さんは「それは苦労というよりもテレビに出ている人にとっては答えないという選択肢がないだけでは?」
みたいな発言をされていました。
あなたが言っている苦労というのは、ただ選択肢がないだけでしょう。と言うのです。
これを聴いて、なるほどそれはある意味正論だな、、と思いました。
「俺も若い時は苦労した。お前も苦労が大切だ。」という上司
どうしても学校が嫌で行けない子供に
「いろいろな人と付き合えるように学校に行くことは大切だ。社会に出たときの理不尽に耐える場を学ぶために学校がある」というコメンテータ
言いたいことは理解できるものの、僕は疑問を持っています。
何か目的があって、その目的を叶えるための苦労だったらいいのです
ただ、「会社の文化として決まっているんだから、お前も苦労しろ」みたいなことを言っているんだとしたら、それは意味のない苦労です。
学校をいろんな人と付き合えるためのコミュニケーションの場、社会に出たときの理不尽さに耐える場と捉えるならば、人間関係を体系的に学べるスクールに通った方が良いですし、理不尽を避ける環境に身を置くすべを学んだ方が、効果が高いと思います。
実際、息子は小学校3年生で学校に行きたくないといいました。
すぐに息子が合いそうな学校に入れ直して、5年経ちますが健やかに元気に生きています。
コミュニケーションのスキルは僕たち両親よりもありそうですし、理不尽さから避ける力も備わっています。
どうしても行きたくない学校に無理して通わせなくても、子供はきとんと成長します。
目的のない苦労は、難破した船内で船酔いしているようなもの

まとめ

苦労を2種類に分けることで、すべき苦労と避けるべき苦労が分かります。

すべき苦労は、目的を達成するための苦労です。
避けるべき苦労は、結果に関係なく苦労することだけが目的の苦労です。

細かく見ていくと、目的を達成するための苦労の中にも避けるべき苦労はあるはずです。
これを取り除くことを「効率化」と呼びます。

しなくてよい苦労は避けたほうが良いのです。2つの苦労を混ぜると人生が複雑になります

そもそも人間の生み出した製品やサービスは、苦労しない生活を夢見た結果、生じたものです。

手洗いで苦労するのを避けるために洗濯機が発明され、ホウキで床を履く苦労を避けるために掃除機が生まれました。

今より苦労する製品やサービスは売れません。

タライ・ラーマくん
今している苦労が本当に必要か疑うことは大事だね

避けられる苦労は、他の人に強要するのではなく、避けるべき方法を共有したらよいのです。「こうやったらうまくいったよ。」

上手くいく方法を共有することで、本来すべき目的を達成するための苦労に時間とエネルギーを確保させることができます。

逆に言うと、「苦労することだけが目的の苦労」に時間を取られて、「目的を達成するための苦労」ができない。

これが頻繁に起こっているように感じます。
これは非効率的ですし、前に進んでいる感じがしません。精神的な疲れが出ます。

パンダくん
それでも避けられない苦労はあるよ。
タライ・ラーマくん
それは仕方ないよね。
短期間では無理でも、避けられる方向に持っていく気持ちは持とう!

それでも避けられない苦労は付きものです。それは仕方ありません。

仕方がないのですが、短期間では無理でも長期的には避けれる方向に持っていく気持ちは持ちましょう。

本当に小さなことでも良いのです。1%くらいなら何かしらあるはずです。

「しなくてよい苦労」を避けようと心がけるだけでも、小さな積み重ねが人生を変えることが多いです。

私たちの中に目的のない苦労がないでしょうか。少し避ける手段は1%もないでしょうか。

この質問に答えていくだけで、ストレスの少ない生活が近づいてくると思います。

避けるべき苦労を可能な範囲で取り除き、すべき苦労にエネルギーと時間を確保して、楽に生きていきましょう。

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