破壊的カルト、マインドコントロールからの脱出(前編)


先日、統一教会による多額な献金で破産宣告し、統一教会に恨みを持った犯人が協会への応援メッセージを送った安倍元首相を銃撃した事件がありました。

僕はこの事件は相当に闇が深いなと思っています。

安倍元首相を国葬とする前に次の3つの総括は少なくともする必要があると考えています。

 なぜ安倍元首相は統一教会に応援メッセージを送ったのか?

 なぜテレビと新聞は、当初統一教会の名前を伏せていたのか?

 今後、破壊的カルト集団を政府はどう取り締まっていくつもりなのか?

ポイントだけを言えば、

1. 統一教会が韓国から日本に初めて渡ったとき、その後ろ盾だったのは安倍元首相の祖父である岸信介元首相、財団法人日本船舶協会会長の笹川良一氏(当時)、電通トップの成田豊氏(当時)である

2. その理由は統一教会の反共産主義の思想に共感していたからである

3. 当時の統一教会の日本の本部は、岸伸介元首相の隣であり、岸元首相は安倍さんと同じように統一教会を応援する講演を繰り返し行っている

4. 共産党対策で自民党との結びつきが強く、実際、統一教会が自民党の大きな組織票となっている

5. その事実を知っているからこそ、大手テレビと新聞は統一教会の名前を出すのを躊躇した
記者クラブの出入り禁止や政府筋からの情報が入らなくなることを恐れたためである
一方で雑誌やネットは記者クラブの出入りは重要ではなく、忖度する必要がなく伝えることができた

今回大手マスコミが当初、統一教会の名前を伏せたように情報の公開には限界があることが露呈しました。自分で調べて情報を取りに行く力が大切になると思います。

「世の中は平等で、自由で、差別なんてない、そう刷り込まれてきた。だが実際はそうじゃない。どんなに努力してもどんなに力を振り絞っても、本質を見抜く力がなければ、権力者と同じ土俵に立てないんだよ。」(ドラゴン桜より)

 

ここからが本題

今回は破壊的カルトやマインドコントロール(脳内ハック)から身を守る方法を解説します。

 マインドコントロールには、プラスに働くマインドコントロール(自発的)とマイナスに働くマインドコントロール(強制的)があります。自分の望まない形で行われてしまうマインドコントロールは思想改造、ブレインハックと言われることもあります。

ちなみに、一度かかったマインドコントロールを解くのは極めて難しいです。

マインドコントロールを説くノウハウを解説しているWeb記事も見受けられますが、記事を読んだ一般人ができるとは思わない方が良いでしょう。
実際にはプロのカウンセラーでも難しく、洗脳を解除する専門のカウンセラーの力が必要なことがほとんどです。

一般のカウンセリングと最も異なる点は、本人が援助を求めていないことです。本人が問題と感じていない、援助を必要としていない人を助けるのは至難な業です。さらに余程慎重にやらないと、逆恨みされたりと私たちが巻き込まれてしまいます。

したがって、マインドコントロールを解く方法を学ぶよりも、予防する方がはるかに大切と考えています。
僕も20代のときに破壊的とは言わないまでもカルト集団に関わっていた時期もあり、自分の体験も踏まえて書きます。

破壊的カルト、マインドコントロールの基礎知識

マインドコントロール(脳内ハック)については、とても大切ですので別の記事で改めて書きます。
ここでは、概要だけ書きます。

全てのマインドコントロールが悪いわけではない

マインドコントロールにはプラスのものとマイナスのものがあります。
これは目的が自分にプラスになるためか、相手がプラスになるためかで区別できます。

プラスのマインドコントロールは自主的に行うものです。
例えば禁煙セラピーも催眠を使うことがありますが、これは自分が望んで受けているものですので問題ありません。

マイナスのマインドコントロールは自分が望んでいるのではなく、相手の都合で行われます。
破壊的カルトは全てカルトの都合で行われます。これは問題となることが多いです。

相手の都合で行われるマインドコントロールは、思想改造、あるいはブレインハック(脳内ハック)と言われることもあります。
こちらの名前の方がイメージしやすいかもしれません。

破壊的カルトの特徴

破壊的カルトの特徴は次の3つです。
Netflixの犯罪者と狂気の火種(カルトリーダー編)に詳しいです。

1. 絶対的指導者がいる

2. 何らかの洗脳が行われる

3. 実際に破壊的行動を行う

破壊的カルトのトップは、人々の望みや不安を見抜く能力が天才的です。その望みや不安の隙間を巧みについて、少しずつ洗脳をしていきます(いきなりはしません)。
洗脳のステップは、解凍⇒変革⇒再凍結というステップをたどります。
タライ・ラーマくん
解凍⇒変革⇒再凍結については、後半の記事で詳しく書きますね
カルト内はメンバーは一人ひとりは優しい人であることも多いのですが、集団となったときに狂気となりえます。

自分は大丈夫と信じている人が実はカモ

マインドコントロールは誰でもされる可能性があります。
1. 自分は大丈夫だと思っている
2. 自分は弱くない

そう思われている方は要注意です。

● ウクライナの惨状を世界が非難しているのに、なぜロシア国内ではプーチン大統領の支持率が高いのか?

● なぜ高学歴の人たちがオウムに入りサリンを製造して、罪なき人にばらまいてしまったのか?

● なぜ日本は戦争をしてしまったのか?ドイツは数百万のユダヤ人を虐殺してしまったのか?

心を壊すのは心理的技術を使えばそれほど難しくはないことを理解することが大切です。

ストリップ効果

簡単な実験をしてみましょう。

左上から順番に文字の色を答えてください。
すぐに言えますか?
青、黄、赤、黄、緑、緑、白、青、青、黄(2列目まで)ですね。
えっと、、、となりませんでしたか?
少し混乱しませんでしたか?
これはストリップ効果と言われます。
自分が信じたものと違うものが来ると思考が崩れやすくなるのです。

ダブルバーレル効果

他にもダブルバーレル効果というものもあります。
「あなたは自由を謳歌したいと内心思いながらも、時折他人の目を怯える自分に嫌気を指していますね。」
そんなことを言われたらどうでしょう?
何で私のことわかるんだろう、、。と思う方もおられたのではないですか?
「自由を謳歌したい」と「他人の目を怯える自分」は真逆なことを言っています。つまり、必ずどちらかが当てはまるのです。
占い師がよくこの手法を用います。
洗脳をかける側はその技術に長けており、自分は大丈夫だと無防備で近付くと危険です。

人がダークに落ちていく過程を学ぶには、映画スターウォーズがお勧めです。

なぜアナキン・スカイウォーカーが、ダースベイダーになってしまったのか。あなたがアナキン・スカイウォーカーだったら、ダースベイダーにならない自信はあるでしょうか。

インターネットの罠

ネットは私たちに多くの情報を与えてくれる半面、視野を狭めてしまう危険もあります。

インターネットは、自分がよく検索するものが上位に来ることが多いです。
自分の例でいえばYahooニュースに、格闘技系の話題が多いんです。
格闘技ってそんなに大切なニュースかな、と思ったら、自分がよく見ていたから、上位表示されていたのですね。

Qアノンの事例を見てみましょう。
Qアノンは極右系陰謀論でアメリカ人の15%が信じていると言われています。

Qアノンは児童売買をしている悪魔教の秘密結社が世界の裏で支配している。裏の支配の多くは民主党
コロナはフェイク。ワクチンを打つとDNAを操作される
トランプは救世主

一般人がQアノンをどのように信じるようになったのか?
元広報担当者だったメリッサ・サイブリーさんが当時を振り返って証言をしています。

自分の都合の良い記事がネットで上位表示され、世界を歪んでみるようになってしまったというのです。

破壊的カルトやマインドコントールにかからないための心構え

繰り返しますが、マインドコントロールにはプラスのモノとマイナスのものがあります。
自分に役立つマインドコントロールは、どんどん活用すべきものです。

カルトも同様です。自分も周りも幸せになるカルトであれば何の問題もありません。

しかし、マイナスのマインドコントロール(脳内ハック)や破壊的カルトは取り返しのつかないことになることが多く、脱出するための心構えが大切です。

1. 人の心を壊すのは心理技術を使うとたやすいことを知る

心理技術を使うと、人の心を壊すのは比較的たやすいことを知りましょう。自分は大丈夫だが一番危険です。

猛獣がウジャウジャいるジャングルに自分は大丈夫だと素手で入っていくようなものです。

まずは用心することです。マインドコントロールは誰でもされうると自覚するのとしないのでは雲泥の差です。

2. パターンを知る

素手は危険。では何が武器になるか?

パターンを知ることです。過去にあった事件を思い出して共通項を見つけ、それらが、同じパターンだということを認識する能力が必要です。

こういうパターンで洗脳されるんだな、マインドコントロールされるんだな、という手順を知ることが防御策になります。

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3. 一歩引いて見る(イーグルの視点)、妄信しない

一歩引いてみるというのは、少し高い視点で見るということです。

社会心理学者のサリバンは関与しながら観察すると言いました。

これは本当に正しいのか、常識に照らして誰にとっても幸せになるのか。多くの人が賛同してくれるような考えなのか。誤解を招くかもしれませんが、少し冷めた目で見ることも大切です。

4. 常識や道徳と照らし合わせる

「常識」や「道徳」を軽視し「真理」の追究だけに向かってしまうと、その先には「犯罪」という反社会的な活動という「落とし穴」が、待ち構えています。

後半の内容

後半では、カルトやマインドコントロールの僕の体験談、どうやって破壊的カルトやマインドコントロールから逃れるかについて解説します。

パターンを知ることで、自分の中で警報を鳴らすことができます。こういうパターンが来たら注意しないとな、、という防波堤を作ることが被害にあわないためには有効です。

その後、カルトやマインドコントロールにかかりにくくするために、日常生活の活用方法をお伝えします。
思考の柔軟性や円滑な人間関係にも応用できる内容です。

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