今回はシンプリストの買い物術についての話です。
まず基本として、シンプルライフを維持するためには、むやみにモノを増やさないことが鉄則です。
とはいっても、モノを買わないのも味気ないものです。
この記事では、極力ストレスがなく心地よい生活を維持する買い物のコツを公開します。
シンプルライフを豊かに彩る買い物方法
今回の買い物術でテーマとしているのは次の3つです。
1. 不要なものを増やさない買い方
2. 後悔しない買い方
3. 心地よい買い物の仕方
1. お金を擬人化する
2. 自分がこだわりたい分野だけに十分なお金を使う
3. 質の良いものを少なく買う
4. 欲しいタイミングが3回来たら買う
それでは、ひとつずつ解説します。
1. お金を擬人化する
あなたにとってお金とはどのようなイメージでしょうか?
閉じ込めておくものでしょうか? 仲間を連れてきてくれるものでしょうか? 良いものをもらたらしてくれるものでしょうか?
タライラーマにとって、お金は大切な人と同じです。娘を嫁に出すように、お金を心地よい場所へ送り出すイメージを持っています。
お金を擬人化すると、お金の付き合い方が多少なりとも変わるような気がします。
怒りを持ちながらお金を使うのは、大切な人を起こりながら放り出すようなものです。
せっかくお金を送り出すのなら、気持ちの良い場所に送り出したいと考えています。
例えば、お金を良い食料を作り出している生産者さんに送り出してあげたい、質の高いものを作っている職人さんに送り出したい、人が喜ぶもののためにお金を送り出したいです。
2. 自分がこだわりたい分野だけに十分なお金を使う
全てを満たそうとするから、すべてが中途半端になり欲求不満が貯まります。
お金の使い方に優先順位を付け、優先順位の一番目に来ているものには、十分にお金をかける。二番目以降のものには、それほどお金をかけない。
その方が余計なお金の出費も減りつつ、満足度の高い生活ができます。
これは、禅のお坊さんが教えてくれた方法です。
禅僧の書いた『人生の流れが美しくなる 禅、「お金」の作法』の解説の後編です。シンプルライフを目指す方でお金をどのように扱っていくかのヒントが満載です。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.Mo[…]
タライ・ラーマの場合は、合氣道と食材には十分なお金をかけます。質の高い生活に直結しているからです。
逆に、車や電化製品にこだわりはありませんので、高いものは買いません。
車は中古車を買いますし、電化製品を型落ちのものを買います。
お金をかけるべきところをかける必要のないところを明確にしておくと、お金を使うときの罪悪感や後悔は減ります。
その上、自分のかけたいところにお金をかけられる満足感が残ります。
3. 質の良いものを少なく買う
質の良いものを少なく買うのも、豊かさを呼ぶ買い物をするのに欠かせません。しかし、多くの人は逆のことをします。
1つで満足できるものを、5つセットで〇〇円!安いね!と買ってしまうのです。
不要なものを5つ買うより、満足のいくひとつを買った方が、生活の質は向上します。
よく見受けられるのが、本当はこれが欲しいんじゃないんだけど、安いもので今は妥協しておこうという買い方です。
経済的な部分もあるので何とも言えないのですが、この買い物はトータル損をすることがあると心得ておくと良いです。
例えば、ベルトが欲しいとして、最初は欲しいベルトは1万円のものだけど、余裕がないから1,000円のベルトにしておこうと、1000円のベルトを買います。
後に、少し余裕が出て5,000円のベルトを買います。さらに余裕が出て、やっと自分の欲しい1万円のベルトを手にすることができました。
トータルいくら使っていますか?16,000円ですね。そして、1,000円のベルトと5,000円のベルトは不要品となりました。
こうして不要なものが増え、お金が減るというパターンになる人が多いです。
自分が欲しいものではないが、妥協して買うというのはこういう弊害があることも留意しておきましょう。
4. 欲しいタイミングが3回来たら買う
今はネットで欲しいものをワンクリックで買えてしまうことから、勢いで買った後で後悔する人も多いようです。
お金を大切な人と思って扱うと、勢いでお金を送り出さなくなりますが、大きな買い物をするときは、2週間後、1か月後と計3回欲しいと思ったときに初めて買うようにしています。もちろん、すべてではありません。
タライ・ラーマの場合は、急を要さないとき、かつ、目安を1万円以上の買い物をするときは、このルールを設けています。
3回待ってそれでも買いたいとなった場合は、本当に欲しいものです。
3回欲しいとなったもので不要のものはゼロではないですが、不要だと後から気づいたとしても、その時は欲しかったのですから後悔はしません。
もちろん、冷蔵庫が壊れた場合など、すぐに買わなければ食品が傷んでしまうというときは1か月も待てませんから、すぐに買います。
それは臨機応変です。ちなみに電化製品を買う場合は、価格コムの人気商品ベスト10のどれかを見て、その型落ち品がないかをチェックします。
機能がほとんど変わらないものが3割-4割安く変えることもザラです。
小さい買い物の場合は、3回待つこと自体がストレスになりますので、僕の場合はそこまで意識はしません。
まとめ
今回は買い物で後悔しないシンプルライフを豊かに彩る買い物術を解説しました。タライ・ラーマが満足度の高いライフスタイルを築く上で、即効性を実感できるものを集めました。
提案したいのは次の4つです。
1. お金を擬人化する
2. 自分がこだわりたい分野だけに十分なお金を使う
3. 質の良いものを少なく買う
4. 欲しいタイミングが3回来たら買う
お金の扱いは人の生き方に直結します。
お金も時間も有限です。生活満足度の高いところにお金を使おうと考えることは、何に時間を使うかに直結します。
質の高いライフワークを一緒に求めていきましょう。
今日もありがとうございました。
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