「好きなことをして生きたい!」という悩みはよく聞きます。
「好きなことをして生きる」は誰もが理想とする生き方だよね
時間はかかりましたが、経験を得て悟ったことがあります。
夢を語るというよりも地に足を付けた再現性の高い話をしたく考えています。
好きなことを仕事にするための3つの条件
好きなことを仕事にするためには3つの条件が整う必要があると僕は考えています。
1. 好きなことが見つかっている
好きなことを仕事にするには、好きなことが見つかっていることが前提です。


そこまで悟るのに時間がかかりましたが。
内なる心の声を聴いて答えが出る場合と出ない場合を整理することが大切です。

同じように、あなたが知らない仕事は存在しないのと同じです。あなたが知らない仕事を天職と考えることは不可能です。
ということは心の片隅に入れましょう。
2. 好きなことが生計の成り立つ業種である
残念ながら、生計が成り立ちやすい業種と成り立ちにくい業種があります。
好きなことが生計が成り立ちやすい業種であれば良いのですが、生計が立ちにくい業種の場合は、本業にするのは難しいことも現実としてあると思います。
もちろん、生計が成り立ちにくい業種にも拘らずお金を稼げる天才もいます。
しかし、このブログは再現性の高さを重視しているため、そのような天才は対象としていません。
3. 好きな仕事で稼ぐ能力がある
天職が見つかっている人の特徴
次に天職が見つかっている人の特徴を見ていきます。
天職が見つかっている人は、それが天職となる切っ掛けとなる、なにかしらの経験をしていることが多いです。
例えば、
● 病気やケガで死ぬ運命にあった人が医師の力で急死に一生を得た。その経験から医者になろうと決意
● 生きる意味を見失っていた少女が恩師によって、生きる意味を見出し、先生になろうと決意
● サッカーの才能があり、少年サッカー選手として活躍していた青年がサッカー選手になることを決意
天職は文字通り天から与えられた仕事であり、好きだからはもちろん、使命の部分も大きいと思います。
好きになる根拠となるのは経験であり、頭で考えて答えが出るようなものではありません。
好きなことは見つからないのが普通だからこそ、今まで自分がやらないことを経験したほうが、天職はみつかりやすくなります。
好きなことをして生きるための具体的なステップ
では、ここから好きなことで生きていくための具体的なステップを紹介します。
自分の中で一番再現性が高いと考えています。
1. 嫌な部分を「見える化」する
好きな仕事が見つかっている人は、半分目標を達成したようなものです。
しかし、好きな仕事がピンと来ないという方は、まずは嫌なことを見つけましょう。
好きなことが見つからない方も、嫌なことはすぐに見つかるものです。
自分にとって、これは嫌だというものを書き出してみましょう。
・通勤ラッシュを避けたい
・仕事が単調すぎる
・給料が低すぎる
・会社の人間関係が合わない
など、これは避けたいと思うものを書いていきます。
2. 選択肢を多く持つ
仕事で避けたいものがリスト化できたら、転職エージェントに登録します。
自分の中で避けたいものを転職エージェントに伝えます。
あとは、転職エージェントが選んでくれた会社と今いる会社を天秤にかけるだけです。
選択の自由が得られるのは仕事のストレスを大きく軽減します。
転職エージェントは転職するときに利用するものではなく、選択肢を広げるために活用するのです。
転職エージェントと付き合っておくと、いろいろな仕事を紹介してくれるため視野が広がりますし、この会社がダメなら他もある、と思えるだけで気持ちが楽になりますし、使われている側から自分が選んでいる側に変わります。
僕はリクルートエージェントとの付き合いがありますが、リクルートエージェントでなくとも素晴らしい転職エージェントはたくさんあると思います。複数のエージェントと付き合うのも良いでしょう。
転職エージェントは嫌な部分がない会社を選んで紹介してくれます。
「半沢直樹」も銀行にしがみつかずにサッサと転職したほうが、彼にとっても家族にとってもハッピーだったんじゃないの?と僕は感じましたね。
どうしても仕事が合わない、辞めたいと思う経験は、誰しも一度や二度あるものです。僕、タライ・ラーマも3度転職をしています。仕事が合わないなと思った時は、自分のマインドを変えると解決する場合もあれば、環境を変えること[…]
4. 今の仕事を好きになる
転職エージェントに登録しても、自分に適した仕事が見つからない場合もありますよね。
それはそれで大きな収穫です。
この職場でやるしかないんだ、とある意味覚悟が生まれるからです。
この職場でやるしかないんだ、と覚悟が決まれば、今の仕事を好きになりましょう。
今の仕事が好きになれないから困っているんだよ、と思うかもしれませんが、好きな仕事の中にもしなければならない部分はありますし、嫌な仕事の中にも好きな部分があるはずです。
養老孟子さんのYouTube(仕事の悩みって結局のところ、この二択でしかないんです)がとても参考になります。
要はどこに焦点を当てるかなのです。
日本では結婚した3割は離婚するそうです。長く付き合っていくうちに相手の嫌な部分が見えてくるのですね。
これと同じことが仕事にも言えます。
最初はこの仕事をしたい(あるいはこの職場が一番マシだ)と思ったから、入社をしたはずです。
それがだんだんと嫌な部分が目だつようになってきます。
これは人間の心理として必ず出てきますので、意識して良い部分を見つけていきましょう。
メリットを見つける達人になってください。
5. 自分に合ったスタイルを選択する
好きなことをして生きていくには、4つの働き方があります。
どれも一長一短があり、どれが優れているというのはありません。
ティム・クックはアップルの社長ですが、適職の組織で働くパターンで成功した人と言えます。
アインシュタインは特許庁で働き、空いた時間で好きな物理学を行いノーベル賞を受賞しました。
「仕事と趣味の分担」でうまくいったパターンです。
好きなことを仕事にしなければ成功できないというのも幻想でしょう。
「漫才も映画監督もそれほどの気の進むものじゃなかった。だからこそよかったと思ってる」
北野武の言葉です。
好きなことを仕事と結び付けても良いし、仕事と好きなことを分けても良い。私たちの生き方はもっと自由で良いのです。
6. スモールステップを続ける

自分に今できる本当に小さなことを始めることが、遠いところまで行ける秘訣だと考えています。
明日は10時40分に退社するとか、でもいいのです。
スモールステップでいいのです。
会社を休職したり、場合によっては辞める選択もあるかもしれません。
僕のアドバイスは「何もしない」です。
車が止まってから、ファーストギアに、その後、セカンドギア、サードギアと上げていけばよいのです。
遠いところに連れて行ってくれなかったとしても、おもしろいことをやっているのだから、それはそれで構わない。
まとめ
好きなことで生きていくにはいろんなパターンがあり、優劣はありません。
どんなやり方でも良いので、自分に合ったものをやるのが良いでしょう。
僕は3回転職し、起業もしましたが、自分の感じることを最後に書きます。
● 大手企業には安定性と大きなプロジェクトができる利点があるが、融通は利かない
● 省庁は権力があるが、小回りが利かない
● 中小企業は小回りは効くが資金がない
● 独立起業は自分で決定できる利点があるが、失敗はすべて自分が被る
スモールステップの一歩目としてちょうど良いと思いますよ。
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