どうしても仕事が合わない、辞めたいと思う経験は、誰しも一度や二度あるものです。
僕、タライ・ラーマも3度転職をしています。
仕事が合わないなと思った時は、自分のマインドを変えると解決する場合もあれば、環境を変えることで解決する場合もあります。
今回は環境を変えることで、仕事を快適にしていく方法を解説します。
ランボルギーニも、一般道ではスピードを出すことができません。
今の環境でのあなたのパフォーマンスがあなたの最大値と考えないで欲しいと思います。
今回は、仕事を辞めたいときも辞めたくないときも使える転職エージェントの活用方法をお伝えします。実は、転職エージェントを活用することで、自分のマインドも良い方向に変わることが多いです。
転職エージェントを活用する際のよくある誤解
転職エージェントを活用する際のよくある誤解を4つ挙げます。
誤解1. 転職をする意思がない時に活用すべきではない
転職エージェントは、転職活動をするときだけに活用するのはもったいないです。
転職活動以外にも、
1. 自分の価値を知る、あるいは高める方法を知る
2. 自分がどんな仕事をしたいかを一緒に考えてもらう
3. 自分の気づかないスキルを棚卸する
など、転職活動以外にもいろいろな活用方法があります。
これについては、次の章で詳しく説明します。一番のメインテーマです。
実際、僕は今でも転職エージェントと情報交換やキャリア相談をすることがあります。
誤解2. 転職サービスは有料である
転職エージェントの活用は費用に一切かかりません。
転職エージェントの多くが「成功報酬型」のビジネスモデルを採用しています。
欲しい人材(あなた)と雇用契約が結ばれると、採用企業が転職エージェントに報酬を支払う仕組みです。
そのため、求職者は無料でサービスを受けることができます。
誤解3. 転職エージェントに頼むと強引に転職を勧められる
紹介した求職者が早期退職した場合は、報酬を返金するルールを設けている転職エージェントが多いため、意に沿わないマッチングを行うことはありません。
誤解4 転職エージェントが勤めている会社に連絡を入れるため、転職活動がばれてしまう
転職エージェントには守秘義務があります。あなたが勤める会社に転職活動がばれることはありません。
あなたが会社に転職活動をしていることを伝えない限り、転職活動をしていることがばれることはありませんのでご安心ください。むしろ、転職エージェントは会社に転職活動をしていることがばれないように支援をしてくれます。
転職エージェントをお勧めできる方
次に当てはまる方は転職エージェントの活用をお勧めできます。
1. 転職をしたいものの、現職が忙しい方
2. 転職がはじめての方
3. 自分の強みや持ち味を客観的に知りたい方
4. 長期的なキャリア形成を考えていきたい方
5. キャリアチェンジを考えている方
転職エージェントの上手な活用方法
転職エージェントは、親切丁寧にあなたのことを考えてくれます。
職場では味わったことのない丁寧さを感じるはずです。

1. 自分の価値を知る 価値の上げ方を知る
転職エージェントに登録すると、あなたに合った様々な会社を紹介してくれます。
紹介された会社の年収や条件を見比べることで、あなたの仕事の価値を図ることができます。
さらに、あなたの価値を高めるために何を行うことが望まれるか、プロのエージェントが無料でアドバイスをしてくれます。
そのため、例え転職をしなかったとしても、社内で必要とされる人材となりやすくなります。
2. 自分に適した仕事を見つけるために利用する
転職エージェントに登録すると、エントリーシートとして、職歴や希望職種、希望条件を書いていくことになります。
その過程が自分の最高の棚卸になります。
今の時点で自分の天職がどんなものか、はっきりしていなくても大丈夫です。
プロのエージェントがあなたの天職を見出すべく、面接やサポートをしてくれます。
自分ひとりで天職を見出すことは難しいことが多いですが、プロの力を借りて自分が本来やりたいこと、やりたくないことを明確にすることができます。
また、転職する気がなくても、興味がある会社の面接を受けてみるのもお勧めです。
他の会社を見ることで、今の会社の良い面、悪い面もはっきりと見えやすくなります。
3. 働き方の選択肢を増やす
自分を必要としている会社が複数あることを体感すると、多くの選択肢がある中で今ある会社を選んでいる意識へと変わります。
会社とあなたの主従関係が逆転するような感覚です。
いつでも辞めることができるんだという感覚で仕事をすると、仕事の重圧や責務から解放されやすく、今の仕事が楽に感じてきます。
応募できる会社が見つからなかったらどうするか?と思われる方もいるでしょう。
そのときもプラスに働きます。今の会社でがんばるしかないという覚悟が生まれるからです。
ここしかない!という覚悟が生まれると、性根が座って仕事に迷いなく打ち込むことができるようになります。
4. 転職の支援をしてもらう
今より条件の良い会社があれば、そのときは転職も視野に入れるべきでしょう。待遇が良い会社へ移りましょう。
転職エージェントのサービス
転職エージェントのサービスは次の通りです。全て無料です。
キャリアカウンセリング(転職相談)
どんな業種で働きたいか、どんな条件で働きたいか、避けたい条件は何かをプロのエージェントが棚卸してくれます。面接では自己PR、志望動機、転職理由を明確に伝えられることが何より大切です。
そのためには、自己分析が欠かせません。
自分に自信がない方も、キャリアアドバイザーの客観的な視点で、自分では気付かない長所や強みを知るチャンスになります。
応募書類の書き方や面接のアドバイス
履歴書や職歴書などの応募書類をどのように書くと良いのか、自分を最大限にアピールできるための面接アドバイスをしてくれます。応募書類の書き方や面接のアドバイスは転職エージェントがもっとも力を入れている部分です。
入社しやすい方の傾向を熟知していますので、同じ内容でもどのように応募書類を書けば良いか、面接を受ければよいかアドバイスをしてくれます。
転職エージェントによる応募書類の書き方や面接の受け方に関する無料セミナーも多数あります。積極的に活用されることをお勧めします。
求人紹介
経歴や希望に合わせて最適と思われる求人を紹介するため、自分では見つけられなかった、意外な企業の求人を紹介されるかもしれません。
転職エージェントは、公開求人よりも非公開求人のデータを多く持っています。
採用企業側も求人情報を公開することでその企業の動向を探られてしまう(何に力を入れようとしているか、組織再編を考えているな等)を避けたいため、非公開に求人募集をすることが多いのです。
転職時に業界を変えたいときも、自分とは縁の少ない業種については分からないことが多いと思います。異業種への応募をする際にも転職エージェントは力になってくれます。僕の場合は、まさにそうでした。
よく聞かれる質問
よく聞かれる質問で、紹介企業を何度も断るのは気が引ける。断って良いものでしょうかというものがあります。
断ることは全く構いません。心象が悪くなることもありません。というか、ほとんどの方がそうしています。
断る場合、こういうところが良かった、ここが好きじゃなかった。と、キャリアアドバイザーにフィードバックすると良いです。
フィードバックすると、キャリアアドバイザーは、あなたの好みに合わせてより精度の高い紹介をすることができます。
求人紹介をされると、前に断っていた条件が気にならなくなることがあります。
あるいはこんな条件を加えたいというものも出てくる場合があります。
これは全く普通のことで、どんどんお伝えしたほうがよいです。
むしろ、あんまり断ると悪いな、、と思って本音を伝えないことが、キャリアアドバイザーにとっても一番困ることだと言います。
あなたの好みがわからない状態で、求人を紹介せざるを得なくなりますからね。
気持ちが揺れ動くのは当たり前。何でも良いから本音で伝えるのがコツです。
タライ・ラーマの転職経験記
僕のキャリアを簡単に説明します。
僕の場合は、リクルートエージェントを使いました。評判を聞くと一番良かったんです。
そのため、記事ではリクルートエージェントでの経験を中心に書いていきます。
リクルートエージェント以外にも、様々な転職エージェントがありますので、自分に合ったエージェントを探してみるのも良いでしょう。
タライ・ラーマのキャリア
最初はプラントメーカーで設計業務をした後、農水省の外郭団体に3年出向し、出向期間が終わったときに会社に戻らず、子どもを自然の中で育てたいと考え、富士山麓で農業をしながらサバイバル修行をしていました。
その後、縁あって地域活性化を目的としたNPOと法人を立ち上げ、その代表となりました。
しかし、事業は見事失敗、借金こそなりませんでしたが、貯金もほぼ使い果たした状態で関東に戻り、弁護士に会社の清算をお願いしながら、職探しをしました。
今回は、自分のビジネスの成功と失敗のエピソードです。ビジネスで命からがら逃げだして何とかなった経験です。あの時は大変でしたが、得たものも多くあります。 タライ・ラーマくん今回[…]
仕事的に、プラント設計は向いていないことがわかっていたので、プラントメーカーとしての業種は希望職種に入れませんでした。
出向元でコンサル系の仕事をしていたこともあり、コンサル系の仕事で会社を紹介してもらいました。
当時、それほど目立った業績を出しているわけではありませんでしたが、面接や応募書類の書き方をアドバイスしてもらいました。
38歳での転職活動でもそれほど障害にはならない
僕が一番心配したのは、転職活動をしたのが38歳と遅かったことでした。
38歳で職はあるのかリクルートエージェントに問い合わせると、これは全然普通にあると言われました。これは非常に心強かったです。
そこで、面接対策、職歴の書き方、履歴書の書き方、アピールポイントなどの丁寧なアドバイスをいただきました。
とくに失敗した事業については、職歴に記載することがプラスに働くのかなどは確認しました。
書いたほうが良いとのことでした。底からどう失敗を乗り越えて、今後にどう生かしていくべきかを誠実に話すことが、面接でもプラスに働くだろうとのアドバイスをいただきました。
当時は対面での面談でしたが、今は赴かなくてもZoomにより、自宅でアドバイスをもらえます。
転職エージェントを活用して1か月で内定
リクルートエージェントに申し込みをしてから1か月で内定をもらいました。面接は数社受けました。
最初は様子見の会社を、面接で質問されることがつかめ、場に慣れてくるに従い、本命の会社に望んでいきました。
転職活動で一番良かった点
転職活動で一番良かったのは、いろいろな会社を見ることができたことです。会社それぞれに文化があります。
ある会社からは圧迫面談を受けたこともあります。
こういう会社は従業員にやさしくないだろうな、、と思い、自分からお断りしたのですが、その後、その会社は海外の現地社員に裏切られ、大不祥事を起こしました。
僕が今選んだ会社は、面接が非常に紳士的で面接を終えて帰るときもエレベーターで見送りがありました。これは人に優しい会社との印象を持ち、働きやすそうに感じましたので、今の会社を選びました。
非常に満足していますし、面接で会社の文化を知ることができます。
面接官が上司となる
中途採用の場合は面接官が上司となる場合がほとんどです。面接官との相性が良いと思えば、あなたの上司となる方との相性も良い確率が高いです。
これは学卒の面接と大きく異なるところですね。
まとめ
今回は仕事が嫌になったときの対応として転職エージェントを活用する方法を解説しました。
僕自身、いろいろな仕事や職種を経験して、仕事が嫌になったときの対応法はいろいろ持っているのですが、一番手っ取り早いのが転職エージェントを活用する方法です。
転職エージェントは転職の時だけに利用するのはもったいないです。
転職しないときにも活用するべきですし、むしろ仕事が嫌になって、心身共に消耗する前に付き合いを始めることが理想です。
実際、僕は今でも定期的に付き合っており、キャリアの見直しをするために利用しています。
転職エージェントにとっても、末永く付き合いをしてくれるほうがありがたがられます。会社や業界の生の情報などは転職エージェントには本当に貴重なのです。
私たちは選択肢が増えれば増えるほど、自由度は増します。
今の職場以外にも私たちを必要としてくれている会社があるとわかれば、誤解を招く表現となってしまいますが、逃げ道がある状態で働くことができます。これは本当に自由な感覚です。
仕事のストレスを感じるときは、転職エージェントを活用することも視野に入れておくだけでも、心の負担は軽減されますよ。
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